こんばんは。
フリーアナウンサーの白石理央です。
最近、食べ物の話が続いていましたが、今日は違った視点から。
食べ物関連で、今じわじわと注目を集めている若手実業家を取材してきました。
食事をいつもの値段で楽しみながら、寄付もできてしまうという画期的な仕組みを作っているんです。
目次
食事を楽しみながら寄付できるGochisoを設立
お話を聞いてきたのは、食事を楽しみながら寄付ができるサイトGochisoの設立者で、
CEOのPhilip Long Phi Nguyenさん。
とても気さくで、しかも私と同い年!
同年代の頑張りと想いに圧倒されました。
みなさん、寄付というと、どういうイメージを持っていますか?
・裕福な人がするものでしょ?
・たくさんの人からお金を集めること
・継続が大事だけど、難しいこと
・ボランティア
などなど、様々なイメージがあると思います。
フィリップさんは「寄付をもっと身近なものにしたい!」と考えています。
「寄付をしてください」と訴えて、お金を集めるのではなくて、
少額をスムーズに寄付できる社会の仕組み、
受け身の寄付、パッシブドネーションを日本にも根付けたい!!という思いで、Gochisoを立ち上げました。
寄付+フード=キフードの仕組み
Gochisoは、食事を楽しむことを通して、NPO団体に寄付ができる仕組みです。
楽しみながら寄付ってどういうこと?
そんなことできるの?
そう思う方もいると思います。
使い方は簡単。
まず、Gochisoのサイトでユーザー登録をします。
そして、行きたいレストランを探して、日時や人数の予約。
今のところ、事前決済のみなので、例えば4000円のコースを予約し、事前に決済します。
食事代のうちの20%が、ポイントとして貯まります。
後日、NPO法人をサイトから選んで、そのポイントを寄付できる仕組みです。
現在、NPOは、カテゴリー別になっていて、自分が気になる団体を簡単に探すことができます。
今、入っている団体のカテゴリーは、
・食料と農業(3団体)
・平和と人権(6団体)
・子ども(15団体)
・教育(7団体)
・福祉(7団体)
・国際開発(4団体)
今後も随時増えていく予定だということです。
Gochisoの寄付金額と寄付先は?
今までのGochisoを通じた寄付金は、サイトで公開されています。
2017年12月5日現在、376,982円
サイトが機能して、およそ6か月の成果です。
使用したユーザーは、いつもの仲間と楽しい食事の時間をともにしただけ。
いつもと何も変わらない飲み会だったかもしれません。
でも、こうしてお金はちゃんと寄付されています!
どうやって寄付金が使われているかも今後、明確にしていきたいとおっしゃっていました。
Gochisoのこれからの成長に期待
日本人で、フィリップさんとともにこのプロジェクトを引っ張っている中村秀輔さん。
Gochisoは、まだ2年目の新しい事業です。
改善点もたくさんあるとおっしゃっていました。
わたしは、事前決済はあまり利用したことがないので、
食事のあと、お店で決済できた方が、ユーザーが増えるのではないかなと思いました。
ぜひ、選択できるように改善していただきたいです。
また、関西を中心に参加店が増えていますが、東京はまだ1店舗なんです。
そこもなんとか、増やしていただきたいです!
東京在住者にとっては・・・まず、使えるお店が必要ですよね!
料理のジャンルもオールジャンルあるとうれしいですね。
寄付+フード=キフードの可能性は、まだ未知数。
みんなに「意外と簡単に寄付ってできるんだよ」ということを知ってほしいなと思います。
わたしも、次回、お店にも行ってみる予定です。
Facebookとも連携できますので、登録してみてください。
Gochisoの登録は、こちら。
食事を楽しみながら、社会貢献!
できれば素敵ですよね。
フリーアナウンサー
白石理央