こんにちは。フリーアナウンサーの白石理央です。
先日、学生のアナウンスコンテストで審査員をさせていただきました。
原稿読みやリポート、自己PR、早口言葉など、アナウンサーに必要だと言われる要素が詰まっていましたので、少し振り返ります!
と、その前に「ブログを始めたので、毎日更新する」と意気込んでいたのに、もう3月が終わりかけ!
1日も更新せず終わりそうでした(*゚Д゚*)
ごめんなさい。
バタバタの年度末、気合いを入れ直して頑張ります!
目次
アナウンスコンテストで審査!実施内容は?
アナウンスコンテストの審査員をさせていただきました。
このアナウンスコンテストは、学生が主催で、アナウンサー志望の学生に声をかけたものでした。
出場者は、アナウンサーを目指す都内の大学生6人でした。
男性2人、女性4人。
みんな、それぞれの個性がありました。
「特別な「個性」がないんですー。」
よく受ける相談の1つですが・・・、声を大にして言います!
個性がない子は、いません!!
みんな気づけていないだけ。
それを上手く表現できていないだけです!
今回も、本当にひとりとして、同じ子はいないなーと思いながら審査をさせて頂きました!
アナウンスコンテストの審査員は?
審査委員は、眞田丸こと、眞田佳織アナウンサーと村山絢香アナウンサーとわたしの3人でした。
写真は、眞田佳織アナウンサーと。
アナウンスコンテストの会場は、中野。
ということで、中野ブロードウェイ前で!
それぞれが講評したのですが・・・お二人の好評を聞いていると、重なる部分もあり、やはり、アナウンサーの見ているポイントは同じなのだなと改めて実感しました!
もちろん、自分自身が、アナウンサー試験を受けているときは、どれも気付けなかった点です。
アナウンサー志望の学生さんが聞くと「え?そんなことなの?」もっとニュース原稿の技術的なことを教えてほしい・・・とか言われそうですが、
ニュース読みの技術は、基礎さえ知っておけば、局に所属してからでも成長はできます!!!
技術よりも大事なことは、就職活動でありますよ! 頭でっかちにならないようにしてくださいね!
アナウンスコンテスト、原稿読みのコツは?
時間の関係で、当日カットになってしまった原稿読み。
せっかくなので、少しだけ、お伝えしたいと思います。
原稿読みは、アナウンサーとして基本ですが、奥が深いです。
ひとことで語ることはできませんが・・・
少しでも参考になればと思います。
というのもアナウンス試験では、必須の審査内容なのです!
ポイントは、「原稿を読む」のではなくて、
「原稿に書いているニュース」を伝えること。
読み手が、その原稿の中の何をニュースとして捉えているのかで、伝わる印象はずいぶん左右されます。
下読みの時間があれば、まず、黙読して・・・
意味をとらえてください。
その原稿を伝える意味を考えてください。
どこの部分が最も大事なのか、それを考えるだけでも読み方はずいぶん変わってきます。
機械的に、文章を音声化して読むなら、それこそ機械、AIでいいのです!
話はそれますが、AIといえば・・・、
NHKでも2018年4月からチェック11で「ニュースのヨミ子」さんが登場することが決まり話題になりましたね!
AIアナウンサーが、どんな活躍を見せてくれるのか、楽しみです♪
原稿読みが苦手だなと感じている人は、上手に読もうとせず、噛むとか、つまるとか気にせず、練習しましょう!
アナウンスコンテスト、リポートのポイントは?
アナウンスコンテストでは、「リポート」の審査も行われました。
これは、今回のイベント会場に来て、現場から中継を出すというイメージです!
ほとんどの人が、大会の概要や流れ、今の状況など、大まかに羅列してお伝えしてくれました!
でも、それだと、個性がほとんどない。事実だから。印象に残らない・・・みんな同じ、平凡なリポートになってしまう!
もちろん、事件・事故現場のリポートなら事実をしっかりお伝えするため、ある程度は同じリポートになってもおかしくはありません。
でも、その中でも、現場で自分がどう感じたのかを入れた方が、現場に言った意味がありますよね?!
お伝えするからには、自分の体感を自分の言葉でしっかり表現したいですね!
ということで、自分が体感したことの中で、「これっ!」と思うものを1つ選んで、そこに比重をおいてリポートをするようにしたら、
個性が光るオリジナルのリポートができると思います!
今回のリポートは、1分くらいという制限時間でしたが・・・
1分で語れるのは、1つ! 関連性があるなら、2つでも大丈夫ですが、人の話は長くなるので、コンパクトに勝負してくださいね!
アナウンスコンテスト総評は?
アナウンスコンテストは、技術云々よりも学生のフレッシュさ、勢い(空回りとは、また違う)ややる気も評価対象だと思いました!
まず、行った自己PR審査。
ステージの上に、6人が並んでいます。
審査の順番は、決まっていませんでした。
司会「さぁ、まずは、自己PR審査です!誰から行きますか??」
男性Aさん「はいっっ!!」
っと、手を上げ自ら名乗り出ました!
この1番に挑戦するという行動は、かなり勇気がいることです。
でも、よく考えてみてください。
平等にチャンスが与えられている状態。
みんな、声も出せる!
じゃぁ、誰でも「はい!やります」って言えるはずですよね??
でも、多くの人は、ここで、周りの雰囲気を見てしまいます。
あるいは、「失敗したらどうしよう」というネガティブな感情に覆われてしまいます。
わたしも学生時代はそうでしたし、勇気のいる行動なので怖い気持ちは、痛いほどわかります!
でも、この勇気は、必ず評価されます!!
後になればなるほど、考える時間はあるはずだし・・・できて当然の空気になってきますよ?
だったら、できないかもしれないけど勇気を出して1番にチャレンジしてみるのも1つ、手だと思います。
この1番最初に挑戦するという行為は、審査員の3人からも司会者からも評価が高かったです。
きっと、お客さんも「すごいな~勇気あるな。」と思ったはずです!
アナウンスコンテストで審査員を担当!原稿読みやリポートのコツは? まとめ
アナウンスコンテスト、審査員を務めさせていただきました。機会を頂き、ありがとうございました。
フレッシュで、夢に向かって頑張っている学生と話すと、いつも元気をもらえます。
そして、初心に戻れます。
もちろん、どこの会社に入っても人間関係や仕事の悩みは出てくるはず・・・
でも、自分のやりたかった職業だったから、どんなことでも乗り越えられました!
毎日、会社に行くのが楽しくて仕方がなかったです 笑
今もこの仕事が大好きです。
ニュースや番組も好きですが、こうやって未来の後輩たちと関われるお仕事ができて、本当に幸せです。
ご縁があったみんなが、アナウンサーになるという夢を叶えられますように。
応援しています。
桜咲いて♡
あーーーー、熱くなってしまいました 笑
フリーアナウンサー
白石理央