こんばんは。
フリーアナウンサーの白石理央です。
11月に突入して、今月は、毎日ブログを更新できればいいなって考えていたのに、初日から出来ませんでした。
なんて言うんだろう・・・
三日坊主までもいけていない・・・。
反省。
さて、気を取り直して。
今日は、ニュースの裏側をちょっとだけ。
ほんのちょっとだけ・・・。
希望があれば、もっと詳しく書きます。(たぶん)
目次
ニュースキャスターの仕事
去年は、NHKのBSニュースを担当していました。
NHKのBS1です。
毎時50分から、10分間、その時間の最新のニュースをお伝えする部署です。
毎日、毎日、最新のニュースに囲まれた生活を送っていました。
朝の新聞チェックから始まり、夜のニュース番組チェックに終わる日々でした。
その1年前まで、わたしは、群馬県のNHK前橋放送局で働いていました。
夕方のニュース番組「ほっとぐんま640」のキャスターをしつつ、現場中継リポーターをしたり、インタビューアーをしたりと様々なことを経験させていただきました。
(詳しいプロフィールは、こちらです。)
わたしは、スタジオでニュースをお伝えするのも好きですが、外の現場に行くことも好きなんです。
BSで全国ニュースを担当しているうちに、まだスタジオの中だけに落ち着くことはできないなーという気持ちが芽生えてきました。
その正直な気持ちを上司に伝えた結果、今年は不定期で出演させていただくことになりました。
といっても、急にニュースを正確にわかりやすくお伝えすることは出来ないので、日々のトレーニングは欠かせません。
世の中の動きに取り残されないように、勉強は続けています。
ニュースを伝えるときに心がけていること
先月は、28日(土曜日)のBSニュースを担当しました。
内容に関しては、詳しく書けませんが、世界で注目されている最新のニュースをお伝えしました。
「ニュースを読むときに、心がけていることは何ですか?」と質問されることがあります。
いくつかありますが…
まずは、『誰に伝えるか』を考えています。
スタジオでは、マイクをつけて、カメラに向かって話します。
カメラは、黒い物体。無機質です。
定時ニュースのスタジオなので、カメラマンはスタジオの中にはいません。
でも、本当は、カメラの向こう側に、ニュースを聞いてくれている人が大勢います。
カメラにただ話すだけでは、それは伝わらないのです。
カメラの向こうで、座ってお茶を飲みながらニュースを聞いているおばあちゃんに「このニュースは、ここが大事でこういうことなんだよ」とニュースの大事な部分を説明するような気持ちで、伝えています。
特に、複雑な内容であればあるほど、自分の中でかみ砕いて、理解したうえで音にしようと心がけています。
ニュースキャスターが解釈を間違えると、変な文節で切ってしまい別の意味で伝わったり、何だかわかりにくいニュースだったという印象になったりします。
ながら作業をしながら、ニュースを聞いている人が多いと思うので、耳で聞いて、スムーズに理解できる音声表現を目指しています。
ちょっと真面目になりすぎたかもしれません・・・。
なので、もう1つ。
アナウンサーがニュースを伝えるときのメイク・服装
話すこと自体ではなくて、わたしはニュースを伝えるときのメイク・服装にもこだわっていることがあります。
それは、余計な情報を伝えないこと。
例えば、イヤリングやピアス。
規定は特にありませんが、
大きいものは雑情報になりますので、避けています。
特に、揺れるもの。
「揺れるイヤリングは可愛くて、デートにオススメ」なんて
女性雑誌には書かれていますが、ニュースを伝えるには、不向きです。
メイクも。
ニュースを伝えるのに、目元をラメでピカピカ光らせたり、
唇をウルウルさせたりする必要は、わたしはない!と思っています。
何でも、やりすぎは注意です!
主役は『ニュース』です。
『ニュース』を正確に伝えることが1番大事なお仕事です。
アナウンサー試験の自己PR動画撮影も同じ
アナウンサー志望の大学生は、自己PR動画の撮影もありますよね。
(動画撮影のことは、こちらの記事へ)
服装・メイクなど、必要以上の雑情報が入らないようにしましょう。
もちろん、それを伝えたいなら別です。
例えば、日本舞踊のことを伝えたくて、着物を着るなど・・・。
すべての行動には、意味をつけてください!
いい結果が、出ますように。
白石理央